公演情報
■パシフィックフィルハーモニア東京 第147回定期演奏会
2025年5月18日(日)
東京オペラシティコンサートホール
プロフィール
ソウル出身。指揮者の祖父、ヴァイオリニストの母という音楽家一家の下で育ったジャスミン・チェイは、16歳でアメリカ名門カーティス音楽院に全額奨学金を得て入学し、ニューヨーク・フィルの首席奏者である故ユリウス・ベイカー最後の門下生となった。卒業後、パーヴォ・ヤルヴィの下でシンシナティ交響楽団の副首席奏者、ファビオ・ルイージの下でウィーン交響楽団のフルート首席奏者を歴任した。
ソリストとしても活動し、これまでにウィーン響、フィラデルフィア管、シンシナティ交響楽団、チェコフィルなどと共演。パリ、ロンドン、ニューヨーク、ソウル、香港などの大都市でのソロ公演を行い、共演者にはピアニストのキット・アームストロング、ヴァイオリニストのレイ・チェンなどがいる。2017年に日本デビューを飾り、大阪交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢との共演や東京、名古屋等でのリサイタルも開催し、好評を博した。
ソニー・クラシカル・レーベルの元、ファンタジー(フルート超絶技巧集)、ブラームス、シューマン、ライネッケ作品集などのCDをリリースしているほか、SNSを通じて、フルート奏者向けの教則ビデオの配信、演奏会のライブ配信などを行い、幅広い聴衆からの支持を得ている。
ジャスミン・チェイは、フルートのレパートリーを広げるため、ジャズ、ポップス、実験音楽などの分野との共演も積極的に行っている。これまでの功績が認められ、2018年の平昌冬季オリンピックの祝賀行事での出演、母国韓国のテジョン市文化大使、2018~2021年のニューヨーク・クラシカル・プレイヤーズのアーティスト・イン・レジデンスも務めた。