ロシア国立交響楽団《シンフォニック・カペレ》

聴き慣れたはずの旋律から、晩年に向かうチャイコフスキーの内面が多層的に立ち現れてきた。

ロジェストヴェンスキー亡き後のロシア音楽界を背負って立つ巨匠指揮者、ヴァレリー・ポリャンスキーが、手塩にかけて育て上げた名門ロシア国立交響楽団《シンフォニック・カペレ》を率いて再び来日します。2015年にはチャイコフスキーの交響曲第4番、5番、6番「悲愴」を一気に演奏し、その底なしのエネルギーと集中力はおろか、聴き慣れたはずのチャイコフスキー音楽の本質を再提示したことで、新鮮な驚きと感動を巻き起こしたことは当時の音楽評論界でも称賛され大変話題になりました。 今回の来日でもチャイコフスキーの3つの交響曲を横浜みなとみらいホールで披露します。また、東京オペラシティの公演では、ソロピアニストにアンナ・フェドロヴァを迎え、彼女が得意とするチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏します。YouTubeでの再生回数が2000万回という驚異的な記録を残す彼女の演奏は、非常に豊かで力強くかつ繊細で、聴く者の耳をとらえて離しません。チャイコフスキーを知り尽したポリャンスキーと彼のオーケストラとの共演を見逃すことなかれ!

出演

ヴァレリー・ポリャンスキー(指揮) Valery Polyansky, Conductor
アンナ・フェドロヴァ(ピアノ) Anna Fedorova, Pianist

予定プログラム

※7/16(火) 東京オペラシティ オールチャイコフスキー
スラヴ行進曲、
ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:アンナ・フェドロヴァ)、
交響曲第5番

※7/20(土) 横浜みなとみらいホール
チャイコフスキー三大交響曲 交響曲第4・5・6番「悲愴」

チケット

2019年7月16日(火) 19:00開演 (18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール

全席指定 S席13,000円 A席11,000円 B席9,000円 C席7,000円 (税込み)

 

2019年7月20日(土) 13:00開演 (12:30開場)
会場:横浜みなとみらいホール

全席指定 S席13,000円 A席11,000円 B席9,000円 C席7,000円 (税込み)

 

プレイガイド

テンポプリモ 03-3524-1221
神奈川芸術協会(横浜公演のみ)045-453-5080 http://www.kanagawa-geikyo.com
東京オペラシティチケットセンター(東京公演のみ) 03-5353-9999
横浜みなとみらいホールチケットセンター(横浜公演のみ) 045-682-2000 http://minatomirai.pia.jp/
イープラス http://eplus.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999 http://pia.jp/t/ (【東京】Pコード:135-440/【横浜】Pコード:135-586)
ローソンチケット  0570‐000‐407(オペレーター対応) http://l-tike.com/ (【東京】Lコード:34778/【横浜】Lコード:34733)

 


主催:テンポプリモ、神奈川芸術協会(横浜公演のみ)
後援:ロシア連邦文化省/ロシア連邦文化協力庁/駐日ロシア連邦大使館/
ロシア文化フェスティバル日本組織委員会
協力:横浜みなとみらいホール(横浜公演のみ)

プロフィール

ヴァレリー・ポリャンスキー(指揮) Valery Polyansky, Conductor
1949年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院にて、合唱音楽の権威ボリス・クリコフに師事して在学中から指揮活動を開始する。1975年自ら結成したロシア国立室内合唱団を率い、グィド・ダレッツォ国際合唱コンクールでロシアの団体としては初の優勝を飾り、特別賞、最優秀指揮者賞も受賞。以来、「合唱のカラヤン」「赤いカラヤン」等の異名を拝す。一方、モスクワ・オペレッタ劇場の指揮者を務める傍ら、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーに指揮法を学び、ボリショイ劇場等で多くのオペラ・プロダクションを手掛けた。1992年ロジェストヴェンスキーの要請で旧ソビエト国立文化省交響楽団を改称したロシア国立交響楽団の音楽監督に就任、世界各国で招聘されいずれのツアーも大成功を博す。幾重にも練りあげられたピアニッシモを駆使する独自の手法から、ロシアきっての鬼才指揮者と評される。1996年ロシア人民芸術家叙位、2002年よりエーテボリ音楽祭首席指揮者。モスクワ音楽院教授、ラフマニノフ国際ピアノ・コンクール総裁を務める。

詳しいプロフィールはこちら>>


アンナ・フェドロヴァ(ピアノ) Anna Fedorova, Pianist
1990年キエフ生まれ。5歳からピアノを始め、ルイセンコ記念キエフ音楽学校でボリス・フェドロフに師事。続いてロンドンの王立音楽院とイタリアのイモラ国際音楽アカデミーに進学してノーマ・フィッシャー、レオニード・マルガリウスへ学んだ。2009年ルービンシュタイン記念国際ピ アノ・コンクール第1位をはじめ15個の受賞歴を持ち、マルタ・アルゲリッチから絶賛されるなど 天才女流ピアニストとして世界中の著名ホールへ登場、特にアムステルダムのコンセルトヘボウには既に20回以上出演している。2014年ヤープ・ヴァン・ズヴェーテン指揮ダラス交響楽団と共演して本格的なアメリカ合衆国協奏曲デビューを飾ったほか、欧米の著名オーケストラと共演を行っている。現在、2000万回を超えるYouTubeのアクセス数が欧米で話題となっており、豊潤かつ力強い演奏に音楽界の期待も大きい。2016年準・メルクル指揮香港フィルハーモニー管弦楽団、オラリー・エルツ指揮読売日本交響楽団とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を共演。世界各地の音楽祭にも定期的に招聘され、2017年には福島県の東日本大震災復興支援公演へ出演した。オランダ在住。
 ロシア国立交響楽団《シンフォニック・カペレ》 State Symphony Capella of Russia
1957年に旧ソ連の巨匠サムイル・サモスードが設立した全ソヴィエト放送オペラ交響楽団を前身とする。71年よりマクシム・ショスタコーヴィチが音楽監督に就任し、アメリカに亡命する81年までに父ドミトリーの多くの作品を発表した。のちにロジェストヴェンスキーを音楽監督に迎えソヴィエト国立文化省交響楽団と改称、さらに91年にソヴィエト連邦国立室内合唱団と合併して現名称となる。この際合唱指揮の重鎮ヴァレリー・ポリャンスキーが音楽監督に就任し、ヴェルディの「レクイエム」やドヴォルザーク「テ・デウム」、ラフマニノフ「鐘」など大作を次々と演奏しオーケストラのレパートリーを飛躍的に拡充させ、「ロシアで最も優れた交響楽団」と評されるようになった。その名声により、旧ソ連内をはじめアメリカ、イギリス、スイス、ドイツ、イタリア等欧米各国に定期的に招聘されて絶賛を博している。ロジェストヴェンスキーによるチャイコフスキー交響曲全集、ポリャンスキーによるラフマミノフの交響曲全集など多くの録音をリリース。

詳しいプロフィールはこちら>>

 

メールマガジン登録

公演情報やアーティストの最新情報などをいち早くお知らせいたします。
下記の「メルマガ登録はこちら」ボタンから登録してください。