
―バロックが今息づく、一声で描く世界へ―
エクサン=プロヴァンス音楽祭の伝説的な公演から、メトロポリタン・オペラ、カーネギーホールへ―
「オルリンスキは真のカウンターテナーであり、私がこれまで聴いたオペラ、またはそれ以外の舞台を含めても、最上のもののひとつだ。卓越したレガート、力が失われることのない低音域、丁寧なディクション、素晴らしい演劇的センス。簡単に言うと、彼はこのレパートリーにおいて、このタイプの声に期待できることの水準を決定的に引き上げたのだ。」
ロジャー・パーカー、『オペラ』誌 2019年秋号
公演情報
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ リサイタル
ミハウ・ビエル(ピアノ)
2026年4月10日(金)19:00開演(18:00開場)
東京芸術劇場 コンサートホール
主催・お問い合わせ:テンポプリモ
プログラム
バロック・オペラ&歌曲 ―
ヘンデル:
聞け、あなたがた、月桂樹の冠を戴き(歌劇「アグリッピーナ」)
そよ風が吹く(歌劇「ロデリンダ)/港はもうすぐ(歌劇「リナルド」)
荒れ狂う風が吹いて(歌劇「パルテノーぺ」)
パーセル:
バラの花よりも甘く/汝は如何なる力か(歌劇「アーサー王」)
音楽が愛の糧であるならば(第1稿)/私を導いてください
ポーランドの作曲家による歌曲 ―
バイルト:
『4つの愛のソネット』(シエイクスピアの詩による)
力ルウォヴィチ:野をめがけ/わが魂いたく憂いて/最初の星々輝く /広い、広い海原を
話しつづけて/錆びた木の葉を/時おりつらつら
SS席15,000円 S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円
チケットぴあ(Pコード313-094)
イープラス
ローソンチケット(Lコード34360)
テンポプリモ WEB
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
ぴあ最速先行:11月21日10:00~11月27日23:59
プレイガイド先行:11月24日10:00~11月27日23:59
一般発売:11月28日21:00~
※ぴあ最速先行へのお申し込みには、「ぴあクラシック公式サイト〜poco a poco〜」への会員登録(無料)が必要です。
※全席指定・税込み
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。ご了承ください。
プロフィール
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ
Jakub Józef Orliński
今十年で最も愛され、称賛されるオペラ歌手の一人であるポーランド出身のヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(Jakub Józef Orliński)は、舞台、コンサート、録音のいずれにおいても世界をリードするアーティストとして確固たる地位を築いている。ヨーロッパ・アメリカ・アジアでの各公演ではチケットが完売し、新たなファン層をクラシック音楽に引きつけている。2023年にリリースされたアルバム『Beyond』、2024年の『#LetsBaRock』は世界各地でツアーを行い、革新的な音楽性で注目を集めている。これまでにOpus Klassik男性歌手賞(2023)、ポーランド文化功労者ゴールドメダル(2024)、BBCミュージックマガジン賞(2024)など多数の賞を受賞し、グラミー賞ノミネート経験も有す。さらに、ロレックス、ルイ・ヴィトン、ナイキなどの国際ブランドでモデルやインフルエンサーとしても活動し、ブレイクダンスでも国内外の大会で上位入賞。2025/26シーズンは、『#LetsBaRock』ヨーロッパツアー、ウィグモア・ホールでのリサイタル、イ・ポモ・ドーロとの『Beyond』公演、ヘンデル『メサイア』演奏などが予定されており、2026年初頭にはオランダ国立オペラで『セメレ』アタマス役、続いて『ジュリオ・チェーザレ』ヨーロッパツアーも行う。また、日本、韓国、シンガポール、上海でのリサイタルも計画されている。ワーナークラシックス/エラート専属アーティストとして、未発掘の初期音楽を紹介する録音でも高い評価を得ており、『Beyond』は『The Times』の年間ベストクラシックアルバムに選ばれた。『#LetsBaRock』ではバロック音楽を現代楽器で再構築し、新たなクラシック体験を提示している。オルリンスキは、世界の主要舞台とファッション界を同時に席巻する唯一無二のアーティストである。
ミハル・ビエル(ピアノ)
Michal Biel, Piano

ポーランド生まれ。ワルシャワのグランド・シアター国立歌劇場のアカデミーにてエイタン・ペッセンに、カトヴィツェのシマノフスキ音楽アカデミーにおいてアンジェイ・ヤシンスキおよびグジェゴシュ・ビエガスに師事した。後にニューヨークに渡りジュリアード音楽院でブライアン・ゼガー、マーゴ・ギャレット、ジョナサン・フェルドマン、J.J.ペナのもと研鑽を積む。これまでに、ロンドンのウィグモア・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、ニューヨークのカーネギー・ホールおよびアリス・タリー・ホールなど、世界有数のコンサートホールで演奏。また、フランクフルト歌劇場、シャンゼリゼ劇場、ライン国立オペラ、ボルドー国立オペラ、リール歌劇場、バレンシアのレイナ・ソフィア芸術宮殿、ワルシャワのグランド・シアター国立歌劇場など、著名なオペラハウスでもリサイタルを行っている。
伴奏者としても優れた実績を誇っており、ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキと録音した『フェアウェルズ』は、ポーランド・アルバム部門で最優秀とされるフレデリク賞にノミネートされた。また、ソプラノのアレクサンドラ・ノヴァコフスカと共に、ポーランド作曲家の歌曲を収めたアルバム『Kraina』も録音している。Photo:©Radoslaw Rzepecki



