photo by Nancy Horowitz

Profile

ウィーン放送交響楽団
ORF Vienna Radio Symphony Orchestra

1969年オーストリア放送交響楽団として設立されミラン・ホルバートが初代の首席指揮者を務める。これまでに、バーンスタイン、サヴァリッシュ、ドホナーニ、ギーレン、シノーポリ等歴史上の大指揮者が繰り返し登壇し、エッシェンバッハ、フルシャ、メッツマッハ―、ネルソンス、キリル・ペトレンコ等現代を代表する指揮者が定期的に招かれている。首席指揮者としてはツァグロセク、D.R.デイヴィス、ベルトラン・ド・ビリー、コルネリウス・マイスターを経てマリン・オルソップが2019年からそのポストを務める。 

レパートリーは幅広く、ウィーンの伝統の響きを継承する一方で現代音楽を得意とするなど、新しい音楽を常に取り込むなど意欲的な活動を行っている。オーストリア放送の文化会館を始め、ムジークフェラインザール、コンツェルトハウスを本拠地として定期演奏会を行い、ほとんどの演奏が同放送局によりオーストリアならびに国際放送で中継されている。近年ではアン・デア・ウィーン劇場でピットに入り歌劇場オーケストラとしてもその能力を発揮。この他ザルツブルグ音楽祭やウィーン現代音楽祭、ベルリンやケルンのフィルハーモニー、ハンブルクのエルプフィルハーモニーをはじめヨーロッパ各地、アメリカや日本を含むアジア各国から定期的に招聘されて絶賛を博している。録音にも積極的に取り組んでおり、エゴン・ウェレシュの9曲の交響曲やジョセフ・マチアス・ハウアーの管弦楽作品等、オーストリアの現代作曲家の作品を収録した「オーストリアの現代音楽」シリーズを定期的にリリースしている。2018年にザルツブルグ音楽祭で収録されたアイネム作曲の歌劇「審判」はディアパソンドールとドイツレコード批評家賞のダブル受賞を果たすなど極めて高い評価を得た。2022年には政府のオーストリア放送への予算大幅削減により存続問題が報道されたが、音楽を愛するウィーン市民をはじめ世界中から支援がなされて撤回、古き良きウィーンの伝統を残す貴重な存在として活動を続けている。 

マリン・オルソップ首席指揮者
Mari
n
Alsop, Chief Conductor 

photo by Nancy Horowitz

ニューヨーク生まれ。イエール大学とジュリアード音楽院を卒業後、バーンスタイン、小澤征爾らに学ぶ。1989年、タングルウッド・ミュージック・センターでクーゼヴィツキー賞を受賞し、翌年にはバーンスタインの招待でPMF音楽祭に参加した。米国メジャーオーケストラの音楽監督など多くの要職を務め、女性指揮者の躍進を牽引している。コロラド交響楽団の音楽監督、ボーンマス交響楽団、サンパウロ交響楽団の首席指揮者などを歴任。2007年から14年にわたってボルティモア交響楽団を音楽監督として率い、現在は名誉指揮者を務めている。2019年にはウィーン放送交響楽団の首席指揮者に就任。近年は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、パリ管、ロンドン・フィル、シカゴ響、フィラデルフィア管など、世界の主要オーケストラに定期的に客演。ディスコグラフィも多岐にわたり、グラミー賞にも多数ノミネートされている。2023年4月にはイギリスの名門フィルハーモニア管弦楽団の首席客演指揮者への就任が発表されるなど、いま最も活躍している女性指揮者として高い注目を集めている。

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