Profile
ザ・キングズ・シンガーズ
The King’s Singers
1968年、ケンブリッジ大学キングズ・カレッジの学生6人によって結成。その比類ない音楽性と機知に富んだステージ・パフォーマンスで、デビュー後瞬く間にイギリス音楽界でトップ・アーティストに昇りつめる。国際的にも人気を博し、デビューして50年経った今に至ってもアメリカ、アジア、オーストラリア、南米各国など世界中でコンサートを行って毎年100万人以上の観客を動員し、世界最高のヴォーカル・アンサンブルとして評価を不動のものとしている。
レパートリーは通算で2000曲以上にも上り、そのジャンルも中世のマドリガルからルネッサンス、古典歌曲から現代、そして世界の民謡やジャズ・ポップスなど幅広い。またこれまでに、べリオ、リゲティ、ペンデレツキ、武満徹、ウィテカーなど各時代を代表する現代作曲家が200を超える作品を捧げてきた。
教育・育成活動にも力を入れており、レジデント・アンサンブルを務めるロンドン大学で夏のマスタークラスを定期的に行っているほか、ザ・キングズ・シンガーズ財団の助成により新進作曲家を対象とした聖歌の作曲コンクールを開催し、入賞者にケンブリッジ大学のキングズ・カレッジ・チャペルにて発表の機会を提供するなど若手音楽家への支援を行っている。
録音も数多く、中でも2009年にシグナム・クラシックよりリリースしたアルバム「シンプル・ギフト」と、2012年にユニバーサル=デッカによるウィテカー作品「ライト・アンド・ゴールド」で2度のグラミー賞を受賞。また、今でも世界各国でチケットが続々完売し公演が激賞され続けていることが評価され、英国の権威グラモフォン誌の殿堂入りアーティストに選ばれている。2017年秋、結成50周年記念アルバム「GOLD」(3枚組)をリリース。全60曲を完全収録。
パトリック・ダナキー(第1カウンター・テナー)
2016年に加入。ケンブリッジ大学に入学後キングズ・カレッジ合唱団で3年間を過ごし、演奏旅行で世界各地を訪れ、音楽史や作曲を学んだ経験が現在に繋がっている。趣味は料理や愛犬の散歩、グラフィックデザイン、自然の中でリフレッシュをする事。グループ活動を通じ、スピーチやデジタルメディアなど多彩なスキルも磨いている。
エドワード・バトン(第2カウンター・テナー)
2019年に加入。7歳で聖歌隊に入団。ケンブリッジ大学では音楽と地理を専攻、奨学生として大学に貢献した。キングズ・カレッジ合唱団ではハンプトン・コート宮殿でエリザベス2世に仕えた経験をもつ。現在は法律を学びながらチャリティ活動に励み、常に家族や仲間への感謝の気持ちを大切にして過ごしている。
ジュリアン・グレゴリー(テナー)
2014年に加入。音楽一家に育ち幼少期から歌やピアノに親しむ。セント・ジョンズ・カレッジでの合唱団経験を経て、英国王立音楽大学で修士課程を修了。ドイツ留学を経て、プロのソロ歌手としての道を歩み始めた。趣味はランニングで、ツアー中の隙間時間もリフレッシュを心掛けている。
クリストファー・ブリュートン(第1バリトン)
2012年に加入。ニュージーランド出身。幼少期に大聖堂の合唱を聴き歌手の道を志した。各国で演奏できることに幸運を感じながら、次世代の音楽家への教育活動を大切にしている。大のヨガ好きであり、ツアー中はヨガマットを持ち歩く程!愛する妻リズとも穏やかな日々を楽しんでいる。
ニック・アシュビー(第2バリトン)
2019年加入。幼少期に聴いたキングズ・シンガーズの録音が将来の夢を決定づけた。故郷オックスフォードで合唱団やユースオーケストラでの経験を積み、ヨーク大学で音楽の学位を取得。その後ロンドンに移り、タリス・スコラーズやBBCシンガーズとのツアーを経験。音楽制作の細部にまでこだわる事を大切にしている。
ジョナサン・ハワード(バス)
2010年加入。大学時代から音楽やスポーツ、演劇に没頭し多忙な生活を送り、ロンドンでも社交的活動に追われていたため家でのんびり過ごす時間はなかったという。オックスフォード大学で音楽を学び、聖歌奨学生としても活躍。現在、キングズ・シンガーズでの活動は14年目を迎え、2024年末で卒業となる。今後も世界中に音楽の力を広めていくことを願っている。
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