Profile

ブラムウェル・トーヴェイ

指揮者
Bramwell Tovey, Conductor

 

1953年ロンドン生まれ。英国王立音楽院でピアノと作曲を学び、在学中から指揮者やチューバ奏者としても活躍し、若くしてイギリスの主だったバレエ団やオペラ・カンパニーで音楽監督などを歴任。1986年にバーンスタインの推薦でロンドン交響楽団を指揮したのち、多くのイギリスの主要なオーケストラにデビュー。

1989年にウィニペグ交響楽団の音楽監督に就任し、2002年にはルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にも就任。ベルリンやウィーンなど世界各地での公演やルクセンブルクの新ホール完成記念公演(ペンデレツキの交響曲第8番の初演)を成功させた。2000年からはヴァンクーバー交響楽団の音楽監督を18年間務め、冬季オリンピックにおける招待演奏や音楽祭の創設などを成功へ導き、2018年に創立100年を迎えた同交響楽団の名誉音楽監督へ就任した。

他にも、ニューヨーク・フィルハーモニックとは200回に迫る客演を重ね、ボストン交響楽団とは指揮した定期公演がボストン年間演奏会大賞に入賞するなど好評を博したほか、ロサンゼルス・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団など、北米の主要なオーケストラに客演し高い評価を得ている。近年ではロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団、ヘルシンボリ交響楽団、BBCの各オーケストラなど世界各地で活躍しており、2018年1月からBBCコンサート・オーケストラの首席指揮者を務めている。
弾き振りによる演奏も得意としており、特にニューヨーク・フィルハーモニックやフィラデルフィア管弦楽団などとのガーシュウィンの演奏が好評を博した。さらに作曲家としても知られ、ジュノー賞を獲得した「発明者(Inventor)」など、多くの作品が北米を中心に度々演奏されている。

 

【謹告】B. トーヴェイ 来日中止のお知らせ

 

レビュー

「世界の最も多才であり、かつカリスマ的音楽家の一人」
―雑誌「ミュージカル・アメリカ」 2011年

「トーヴェイは現代のマエストロの中でも特に素晴らしい人間の一人だ。最も才能ある指揮者、音楽監督であり、数多く作曲した作曲家でもあり、ピアニスト (クラシックとジャズ) でもあり、そして壮大なプロジェクトを夢みせてくれる人でもある。しかも彼は、幻想的なユーモアも届けてくれる。」
―エリック・フリーゼン(雑誌「Montecristo Magazine」)、2011年春

「イギリス人指揮者のブラムウェル・トーヴェイによるボストン交響楽団のデビューの中心には、指揮者として確かな手腕とクラシックやジャズ、その土地の伝統、発明されたものかそれ以外のものなど、すべてが混在したこのスコアに対する強い愛情が存在した。」
― Jeremy Eichler(新聞「ボストン・グローブ」) 2011年

(2019年2月現在)

外部リンク

http://www.bramwelltovey.com/

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