Profile

ジャン・レイサム=ケーニック
指揮者
Jan Latham-Koenig, Conductor
1953年、デンマーク、ポーランド、フランス人貴族の血を引く家系のもとイギリスに生まれる。ロンドンの王立音楽院で指揮を学び、1988年に「マクベス」を指揮して33歳の若さでウィーン国立歌劇場にデビューし、これまでにウィーンでは100公演以上の公演を行う。また、88年~90年にかけてローマ歌劇場首席客演指揮者、89年~92年ポルトー国立交響楽団音楽監督、97年からはストラスブール・フィルと国立ライン・オペラの総監督を歴任。現在はモスクワ・ノーヴァヤ歌劇場の音楽監督を務める他、ウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、トリノ王立歌劇場、テアトロ・マッシモ、バスティーユ新オペラ座、プラハ国立歌劇場等欧州の主要歌劇場、またチリのサンチャゴ・オペラ劇場等世界各国の歌劇場に客演、2012年には東京の新国立歌劇場にデビューしヴェルディ「オテロ」を指揮して絶賛を博した。
オーケストラ指揮者としても高い評価を得ており、ベルギーのフランダース交響楽団の芸術監督を務める他、これまでにベルリン放響、フランス放送フィル、ドレスデン・フィル、ロサンゼルス・フィル、日本では東京都響、新日本フィル、アンサンブル金沢に客演しいずれも好評を博している。2014年にはノーヴァヤ歌劇場での「トリスタンとイゾルデ」の演奏に際し、ロシア芸術界最大の栄誉とされる「ゴールデン・マスク」賞を受賞した。